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赤ら顔

Red faced 赤ら顔

赤ら顔

顔の赤みでお悩みの方はたくさんいらっしゃいますが、その原因は様々です。
アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などによる顔の赤みは適切な治療を行うことにより軽快しますが、酒さのように治療してもなかなか赤みが軽快しない疾患もあります。また、にきび痕や毛細血管拡張に伴う赤みなどは保険診療のみでは軽快がみられないのが現状です。
このように赤ら顔の原因や病態は様々あるため、当院では皮膚科専門医がしっかりと診察させていただいた後に、一人一人の患者様にあった治療法をご提案していきます。

赤ら顔に効果の期待できる治療

oral_medicine赤ら顔の内服薬

抗菌薬
テトラサイクリン系、マクロライド系抗生物質の内服薬は殺菌作用とともに抗炎症作用を持ち、丘疹や膿胞のある酒さの方に有効です。
漢方薬
ほてりや炎症を抑える清熱剤の処方、またニキビ様の皮疹が多くみられる場合はニキビに準じた漢方治療も行います。

external_medicine_medicine赤ら顔の外用薬

ロゼックスゲル
メトロニダゾールという抗菌薬を主成分とした外用剤です。特に顔面にニキビダニが確認された丘疹膿疱型の酒さには著効します。 現在、国内では保険適応になっておいないため、当院では自費治療としてご用意しています。
アゼライン酸クリーム
穀類や酵母に含まれている成分で毛穴のつまりを改善し、抗菌作用もあるため、日本では主にニキビ治療に用いられています。丘疹膿疱型の酒さに比較的効果が高い印象があります。
プロトピック軟膏(保険適応)
ステロイドと同じように炎症をおさえる作用があります。毛細血管が拡張する副作用がないため、赤ら顔や酒さの方でも場合によっては使用することがあります。
イオウ・カンフルローション(保険適応)
殺菌作用、皮膚を乾燥させる作用があります。皮脂が多いタイプのニキビや酒さの方に有効と考えられます。
非ステロイド性抗炎症薬(保険適応)
炎症をおさえる作用は弱いですが、他の外用薬では刺激がある場合に用いることがあります。